第74章 えろかわちゃんとねっけつくん
「雅紀…」
事務所にしてる部屋に入った途端、潤が抱きついてきた。
「ん?どした…甘えて…」
「だって…会いたかった…」
「んふふ…俺もだよ」
ちゅっとキスをすると、途端に頬を赤く染めて…
ほんっと、潤ってばかわいいんだからっ
「でも、もうここにはベッドがないから…今はがまんね?」
そういうと、コクンと頷く。
去年の誕生日に大きなベッドを隣の潤の部屋に入れたから、事務所にしてるここに置いてあるベッドは処分したんだよね。
それにさ。
下にはご両親がいるし、今、潤は仕事中だ。
だから、がまんがまん。
でも…
「潤…」
今度は俺が潤に抱きついた。
「雅紀…かわいい…」
ぎゅううっと潤が俺のこと抱きしめてくれた。
今度は俺が甘える番。
だって俺は潤の奥さん。
潤も俺の奥さんだもん。
「会いたかった。潤…」
「俺も会いたかったよ…雅紀」
ちゅっと髪にキスして、そして頬にキスをくれて。
「ん…」
唇にも欲しくて目を閉じると、ちゅっと軽いキスが降ってきた。
もうちょっとだけ…
ぎゅっともう一回抱きつくと、そのままお互いの体温を感じながら、俺たちは抱き合った。