第8章 ヴィンテージ・ワインscene1.5
潤が俺の上で腰を振っているのを、とても幸せな気持ちで眺めた。
下から腕を伸ばして潤の綺麗な背中に手を這わせる。
「あいして…」
「和也…」
「もっと…潤のものにして…」
動きが激しくなり、身体ごと揺さぶられる。
揺れる視界に映る潤は、男らしくて…
そして、彫刻みたいに綺麗で…
汗を飛び散らせながら、必死で俺を気持よくしようとしてて。
幸せすぎて、気絶しそうだった。
「おいっ…和也…」
ぺちぺちと潤にほっぺたをひっぱたかれる。
「え…」
「失神するには、まだはえーぞ」
ぐいっと身体を起こされて、潤の上に載せられた。
更に深くつながって、不意のことで、俺は我慢できず熱を潤の腹に向かって吐き出してしまった。
「ああっ…ああっ…潤っ…もうっ…」
潤はにやりと笑うと、俺の後ろにある枕の下に手を入れた。
そこから何か取り出す。
それはマウスみたいな、小さなもの。
潤がカチッとスイッチを入れると、それは震えだした。
「あっ…」
変わった形のローターだった。
いきなりイッたばかりの俺を握ると、先の部分にそれを押し当てた。
そうかと思ったら、いきなり下から俺を突き上げる。
「ひっ…あっ…うっ…」
強烈過ぎる快感に、身体の奥から何かが湧き上がってくる。