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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第72章 今日の猫来井さん


「にゃ…にゃめてぇぇぇ~…」

悲鳴みたいな声を上げると、ピタッと4人の動きが止まりました。

「い…今、舐めてって言った?」
「…は…?」

猫野さんが目の周りを真っ赤にしています。

「言ったよね…確かに聞こえた」
「な、なにを…」
「もお…しょうがないなあ。本来オスは俺の守備範囲外なんだけどさ」

猫宮さんは起き上がると、口元を袖で拭ってニヤリと笑います。←猫野と何をしていたんだ

「え?え?え?」
「うん…悪くないな。この匂い…」

猫本さんはずっと脇腹の匂いを嗅いでいます。

「は?はあ?」
「もう!積極的なんだから!猫来井さんっ♡」

猫葉さんが叫ぶと、4人は一斉に立ち上がりました。

「猫野さん!寝室どこ!?」

ガバっと4人に抱きかかえられて、猫野さんの家を運ばれます。

「ちっ…違いますっ!やめてって言ったの!」
「いーや、舐めてって言った」
「うんうん、言った」

スパーンと襖を猫野さんが開けると、万年床…

しまった!花粉の時期で、お外にお布団を干さなくていいから、後回しにしていたのだった!

「用意いいじゃ~ん!猫野さん♡」

ぼふっとお布団に投げ捨てるようにされると、一斉に4人が襲いかかってきました。



「にゃっ…にゃめてぇぇぇぇぇぇぇぇ~…」



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