第8章 ヴィンテージ・ワインscene1.5
「あっ…やっ…もおっ…潤っ…」
「ああ…凄いよ…俺の知らない間に、こんなにスケベな身体になって…」
「ごめん…なさいっ…潤っ…」
「許さない…和也…」
そう言いながら、潤の顔はにやけてる。
「ねえ…和也?」
「な…に…」
つぷつぷと俺の先に棒が出たり入ったりしてる。
一年前よりも、すんなりそれは動いてる。
快感の波を逃せない。
自分でしてないから、動いたら傷ついてしまう。
素直に潤に全てを任せるしかなかった。
「男でも潮吹けるって知ってる?」
「えっ…なにそれ」
「やってみる?とってもキモチイイんだって…」
「やっ…やだっ…そんな女みたいなことできないっ…」
「独りでしてたお仕置き…」
「う…」
つぷっと奥までそれが差し込まれると、もう我慢ができない。
「ああっ…潤、お願い抜いてっ…もう出したいっ…」
「だーめ…」
「お願い…潤…」
ぬるりと棒が抜けていって、また差し込まれる。
そこを塞がれて、俺の欲望は出るところを失う。
涙が出てくる。
身体が勝手に震える。
「潤…ごめんなさい…お願い…」
「だめだよ…今日は意識飛ばすまでするからな」
「そんな…」
潤の手の動きがだんだん早くなっていくのを、感じているしかできなかった。