• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第71章 ARA通し(?)


その時、向かいの部屋のカーテンが開け放たれた。

「ああっ…智さんっ…やだあっ…」

そう叫んだ瞬間、視界がひっくり返った。

「うわぁっ…」

ドタンって音がして、背中が急にひんやりとしてびっくりした。

「…ふう…あっぶね…」
「え…?え…?智、さん…?」

智さんの腕に包まれたまま、床に押し倒されてた。

「ふふ…ごめん…おしおきしすぎた…」
「智さん…」
「こんなかわいい翔、誰にも見せたくないもん」

そう言って、ちゅっと額にキスしてくれた。
いつもの、ふんわりとした微笑みと一緒に…

見せたくないもんって…
嬉しいじゃねえかよっ!

「あれ。翔くん…」

びっくりして萎えてたのに、一気に中心に血液が集まった。

「智さん…早く…ちょーだい…?」
「翔…」
「早くっ…」

ぐいっと身体を引き寄せると、すぐに智さんは俺の足を割り開いて腰を掴んだ。

「じゃ、遠慮なく…」

今度こそ…向い合せで智さんは入ってきてくれた。

「あ…あぁ…嬉しい…」
「翔…」

智さんの上半身を引き寄せて、キスをせがんだ。
たくさんたくさん、キスしながら俺たちは繋がり続けた。

背中がちょっと冷たかったけど…

でも、心はとってもあったかかった。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp