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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第71章 ARA通し(?)


「あっ…も、ああああっ…」
「翔っ…俺もっ…」
「やっ…ああっ…イクっ…」
「一緒にっ…」

俺の中心をぎゅうっと掴んでくれた瞬間、中にいる智さんがぶるりと震えたのがわかった。

「ああっ…」

お腹にこれでもかってほど、自分の精液が飛び散った。

「くっ…ああ…翔、愛してる…」
「智さんっ…俺もっ…」

互いに出きった瞬間、目が合った。

ああ…俺の中で気持ちよくなってる時、こんな顔してるんだ…

見たこともないほど、男らしくて…
そして、優しい顔…

智さんの額から、ぽたりと汗が俺に向かって落ちてきた。

「ぶっ…」
「ぶぶっ…」

なんだかしらないけど、すっごくおかしくなっちゃって…
二人でずっとゲラゲラ笑い続けた。

「もお…やだよ…?智さん…」
「んふふふ…向かいのお部屋の人、いつもこんな時間に帰ってこないのになあ…」
「え?」
「だから安心してたのにな…」

そう言って、笑いすぎて出た涙を拭ってくれた。

「最初から…誰にも見せるつもりなんかないよ」
「智さん…」
「翔は、俺のモノなんだから」

ぎゅうっと俺のこと抱きしめてくれて…

「うん…俺、智さんのモノだよ…」
「むふふ…じゃ、また悪い事したらおしおきね」
「やっ…そ、それはっ…」
「きーまり。さ、シャワーしてこよ?お湯溜める?」
「さ、智さ~ん…」

俺がなさけなーい声を出して、また智さんは笑い転げて。

そんな顔見てたら、俺もまた笑えてきて…

いつまでも一緒に笑い転げて…

気がついたら智さんの温かい腕に包まれていた。

「翔…そうやっていつも笑ってて…?」
「智さん…」
「俺が、元気になるから」
「…え?」
「俺のために…笑って居てほしいなぁ…」

そう言って俺の顔を覗きこむようにする。

「ち…違うとこ、元気になってるんじゃないの!?」

なんだか照れくさくて、そんなこと言ってみたら…

「あら?わかっちゃった?」

なんて、わっるい顔でニヤリと笑って…

「ひぃ…」

初めて…一晩で二回…

されちゃった…




「翔、愛してるよ…」


ん、もう…


「俺も、愛してる…」


そんな顔で、そんな声で…
一生、俺の傍に…

居てくれるかなあ…?


「あ、また別のこと考えてる」
「えっ!?」
「おしおき…」


「い、いやぁぁぁぁ~~~」



【ARA通し(?)END】
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