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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第70章 咲ちゃん


私にはやることがたくさんあるんだ。

庭の剪定…は、寒いから後日…
あ、でも花粉がひどくなる前に…
いや、もういいや。今度今度。

洗い物…は、さっき済ませた。

「あっ…お洗濯」

おっちょこちょいの私は、洗濯したまま忘れていた。

「ほ、干さなきゃ…」

慌ててサンルームに干し物をする。

「えーっと…次は…」

なんだか眠くなってきた。
でも、あのぼっちゃんたちが寝てる間にやっちゃわないと…

「お風呂掃除…」

浴室でさっと浴槽だけ洗ってしまう。
洗い場は、週末にでもやってしまおう。

さっと洗い終わると、次は…

「あっ…そうだ!」

冬大根のいいのを頂いたから、下ごしらえしなきゃ…

「今日はふろふき大根でいいな…」

ぶつぶつと独り言を言いながら、米を研いでとぎ汁で大根を下茹でする。

その間に小鍋で練り味噌を作る。
柚子の皮を削り入れたら、漂う芳香。

「ふっ…このよさがあやつらにはわかるまい」

なんたって、猫舌なのだから…

コトコトと下茹でしている間に、簡単にお夕飯の下ごしらえもしておいた。

「よーし。これでええやろ」

大根が茹で上がったら、昆布を敷いてお水を張ったお鍋に移動させる。
薄口しょうゆと、ちょっとお塩も忘れない。

「んふふふ…これは旨いぞお~…」

食べる直前にもう一度火に掛ければ良いので、そのままにしておく。

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