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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第66章 Thousand of…LOVE


「ごめんね…とうちゃん。こんな時に風邪引いて…」
「何いってんの。わざとじゃないんだから…しょうがないでしょ?」
「でも…」
「いいから。さ、寝なさい?あとで、布団敷いて隣で寝るから」
「いっ…!?」
「ほら、寝た寝た」
「いっ…いいからっ…!俺、一人で寝られるから!」
「は?何いってんの…いつもやってるのに」
「いいからっ…とうちゃんはいつもどおり部屋でねなよっ!」
「雅紀?」

尋常じゃない焦り方だ。

「なに?そんなに嫌なの…?」
「違うって…もお…」
「なんだよ?なんかあんの?」
「べっ…べっつに!」

目が泳いでるよ…何があるんだ?

「もう俺、中3だよ?もういいから…一人で寝られるから」
「いや、そうだけど…風邪引いてるし…」
「もお!だから、いいのっ…絶対くんなよ!」
「ええっ…酷い…」

とうちゃん…寂しい…

「いいもん。じゃあ、潤と和也と寝るもん…」
「あ…ううう…」
「なんだよ?雅紀のベッド借りるからね?」
「うううううう…」

雅紀はもぞもぞとしたと思ったらガバッと起き上がった。

「もおおおっ!」

いきなり布団を飛び出していった。

「へあっ!?」

そのまま客間を飛び出していってしまった。

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