第7章 オレンジscene1.5
暫くしたら行き詰った。
シャーペンの動きが止まると、和は俺の顔を覗き込んだ。
「気分転換する?翔さん…」
そう言って、俺のメガネを取ってしまった。
「なにすんだよ…」
「いいから…そのままでいて…?」
そういうと俺の襟足に顔を埋めた。
和の熱い息が掛かると、鳥肌が立った。
「おい…」
「だって…えっちなことしてくれんじゃなかったの…?」
その間にも和の手は動いて、俺のTシャツの中に入ってきた。
脇腹を撫でられて思わず声が漏れた。
「んふ…翔さんのその声…好き…」
「ばか…何言ってんだ…」
最近、こいつ上手くなってきた気がする。
俺が初めての男だったから、こいつに仕込んだのは俺なんだけど…
俺よりうまい…
「あ…和…やめろって…」
「なんで…?今日お休みでしょ…」
「そうだけど…朝っぱらから…」
「えっちなことしようって言ったの、翔さんだよ?」
そういって俺の背中に乗ってきた和の中心は滾ってて…
やっぱり、若い…
「するぞとは言ったけど、しようって言ってないぞ…」
「だーめ。俺、もうその気になっちゃったもん…」
ぺろりとうなじを舐められて、身体がのけぞった。
俺の弱いところはもうチェック済だ…