第64章 らぶぱれーど-悪魔の囁き-
何を計画してるかって?
そうだよ…あの二人を女装させるんだよ…
今回もニノのお姉ちゃんに協力してもらって、あの男らしい二人の女装用の衣装を用意するんだ。
でもニノの計画はそれだけじゃなくって…
「あの二人を女装させて、ぼく達が男役をするのはどう?」
「…え…?へ…?男役…?」
「そう。興味、ない?」
「えっ…えっ…」
「ほんとはあるでしょ?さとだって」
「そ、そりゃ…」
僕だって男だもん…そりゃ、好きな人に突っ込みたいって欲はあるよ…?
「で、でも嫌がらないかなあ?翔くん…」
「嫌がったらそこでやめればいいよ。でもさ…さと…」
ニノがぐいっと顔を近づけてきた。
「な、なに…近い…」
「さとだって、普通の男の子だったでしょ?」
「う、うん…」
「でも好きな人だから、あんなことだって許せるでしょ?」
「うん…」
「でもさ…もっというと…」
きらりとニノの目が光った。
「めっちゃ、気持ちよくない?」
「う…」
そう、なんだよね…
あんなとこに、あんなもの入れられるなんて考えられなかったけど…
最近、ホントにアレが良くってしょうがないんだよね…
今だって…翔くんが中に入ってるの想像したら、きゅってしちゃった…