第62章 新・忍びのむに
こんな女みたいなことをされてるのに、なぜかこみ上げてくるのは快感で。
潤之介の綺麗な指が自分の中を出たり入ったりしているのに、全然嫌じゃなくて。
きっと好きだからだ
ぎゅうっと潤之介の肩を掴みながら、無門はその快感に耐える。
きっと好きだから、こんなことも嫌じゃないのだ。
そう納得すると、無門の身体は緩んだ。
「ほう…」
嬉しそうに潤之介が微笑む。
「無門殿は身体も素直じゃ…」
無門の中が、潤之介の指に絡みつくように誘う。
唾液で潤ったそこからは、ジュブジュブと音がして。
真っ暗なお堂の中には、無門の吐息とその音だけが響いた。
「潤之介っ…」
「ん…?」
「も…だめ…へん…」
潤之介の指が、執拗にそこを解すから無門の身体には力が入らなくなってきた。
「よいのじゃ…そのまま変になるがいい…」
「やっ…ああっ…だめぇっ…」
だんだん痺れたようになって、そんなところなのに気持ちいい。
潤之介はそんな無門を見ると、ふっと微笑んだ。
そのまま無門の中心に顔を近づけると、萎えたそれをぱくりと口に入れてしまった。
「ひゃっ…ああああっ…」
生暖かさと舌先の刺激で、みるみる無門は潤之介の口の中で膨らむ。