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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第61章 劇団嵐の日常


「ああ…こんなときさちえちゃんが居たら…」
「さちえさん、手先器用ですもんね…」

スタッフのさちえは、今日は子どもたちと千葉のプールに行っていてお休みだ。

「チャコ、ぽっぷは?」
「ええ…来てませんか…?ぽっぷちゃん…」
「来てないよ」

チャコは手当されながら上を向いている。

「んー…なんか、今日は学校に行かなきゃいけないとか…」
「ああ…あいつまだ学生だったな…」

見習いのぽっぷは、まだ学生であることをのさ子は失念していた。

「ちっ…掃除させようと思ってたのに…」

のさ子が邪悪な顔をしているのにみきちんがドン引きしていると、稽古場にまた賑やかな声が響いた。

「おっはよー(^o^)」
「お、なまこおはよ」
「なになに?怪我しちゃった?チャコちゃん^^;」
「はいぃ…」
「こんなの唾つけとけば治るよー!えいっ(^q^)」
「な、なまこさんっそれはっ…!」
「かわいいやつよのう…(^q^)」
「ぎゃああああ…」

そんなスタッフなまこを後ろから羽交い締めにする者がいた。

「なまこちゃん!師匠!やめてください!」
「えー(´・ω・`)舐めたい…」
「チャコちゃんが気絶します!やめてください!」

ナイスアシストだ、あにゃ。

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