第61章 劇団嵐の日常
「そうだよねえ…夏はなにかと忙しくて、まだ台本あがらないよねぇ…」
「早く次のParty(公演)しないと、お客さん待ってるのに…」
「まあでも焦ってもしょうがないからさ…ちゃんとテーマ決まるまで、話し合おうよ」
「んだね…もうちょっと悩んどくわ…いい案がでなくてさ」
そんな話をしていると、スタッフのみきちんがやってきた。
「のささん、みりぃさん、おはようございます」
「おお。みきちん、おはよう」
「ちょっと掲示板のことで話したいんですが…」
「あ、いいよ。そう言えば昨日掲示板見たよ」
「メンバー増えてたね。みきちんのお陰だよ」
「いえいえ…うちの劇団にはスターが居ますからね。彼らのお陰ですよ」
みきちんは劇団嵐のホームページを担当している。
彼女がキリキリと管理してくれるおかげで、閲覧数は順調に伸びている。
「…じゃあ、新しいスレッド作りますね」
「ん。それでお願い」
「わかりました」
そこにスタッフのガーベラがやってきた。
「あ。3人ともいたのぉ!おはよー♡」
「ガーベラおはよ」
「おはよーガーベラ」
「ガーベラさんおはようございます」
ガーベラはうたた寝でもしていたのか、顔に模様を付けている。