第59章 うんち記念日
うんうん唸って一分…
「うわああ…!」
「とうちゃ!出た!うんちでた!」
「おおおお…和也、うんちできたな!」
「うんっ…うんちでた!」
そこには、こんもりと立派なうんちが鎮座していた。
「よくやったな!和也!」
「うんっ!これでおにいちゃ、なった?」
「おお、おお…和也お兄ちゃんになったなあ…」
「やったあ!」
そのあと便座から和也をどかしてお尻を拭いた。
便器の中に鎮座するブツを見ながら、また二人でちょっとうっとりとした。
「じゃあ、流すぞ?」
「まって!しょうちゃんとまーくんとじゅんにも見せたい!」
同じ団地に住むお友達に見せるだと!?
「はあ!?だってどうすんだよ!」
「このままとっておいて!よんでくる!」
「ま、待てっ!あほか!うんちなんか友達に見せるんじゃねえ!」
俺の言うことなんか聞かず、フルチンで家を飛び出していこうとする。
「ま、まてっ!せめてぱんつ履いてくれぇぇ…」
「あっ…」
和也はリビングに戻ると、本当にグンゼのぱんつだけ履いて玄関に行こうとする。
「ま、まて…ズボン履けや…ただの変態だぞおまえ…」
「ん?」
真顔で、ぱんつ一丁の自分を見つめている和也…
「もう…ほんと、しょうがねえなおまえ…」
立ち尽くす和也を抱き上げた。