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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第57章 願わくば花の下にて恋死なむ


そう。
俺は知ってる。

ずーっとね…



「二宮?」

教授…

「どうした…?」

松本…教授…

「なにが…?」

ギシギシとベッドの揺れる音の間に、かすれた声が聞こえる。

「なんか…今日、おかしい…」
「おかしくないよ…」

ぎゅっとその白い身体を抱きしめると、更に腰を突き上げた。

「あぁっ…急にだめえっ…」
「なんで…?好きでしょ?これ…」
「あっ…あっ…んっ…」
「こうされるの、好きでしょ…?」
「んうっ…あ…すき…」

教授の中は、蕩けるほど熱くて。
熱くて熱くて

この粘膜に、どろどろに融けて吸収されてしまいたい。

「やっ…ああっ…奥、凄いっ…当たるっ…」
「教授…」
「二宮…」

教授の手が、頬に触れた。

「名前、呼んで…?」
「え…?」
「下の名前…呼んで…?」
「教授…」
「ちがう…」

頬に触れた手が移動して、ぎゅっと俺のこと下から抱きしめた。

「潤って…呼んで…?」

ああ…堪んない…

「だめ」
「なんで…?なんで呼んでくれないの…?名前…」

答えないで、腰を乱暴に打ち付けた。

「ああっ…」
「だって、あなたが呼んでくれないんでしょ…俺の名前…」

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