第57章 願わくば花の下にて恋死なむ

「あっ…くぅ…」
「うわ、すげ…なに…？こんなに締めて…」
「やっ…あぁ…わかんない…」
「感じちゃってるんだ…？」
「だって…あっ…」

教授の中は熱くて…
冬だっていうのに、俺は汗塗れになる。

「二宮のっ…奥までくるっ…」
「そう…？そんなに気持ちいいんだ…」
「ああっ…あんっ…気持ちっ…いいっ…」
「もっと見せて…？教授…」
「んぅっ…何を…？見せるの…？」

汗塗れの身体をすり寄せて、抱きついてくる。

「もっと、乱れてる教授がみたい…」
「これ以上…無理ぃ…」

きゅっと教授の猛りを握り込んで腰を振ると、小さく悲鳴を上げながら、更に俺にしがみついてくる。

「もっと…もっとだよ…」
「にのみやぁ…」
「俺に見せて…教授…」
「あっ…あぁ…耳だめ…」

耳元で囁くと、凄く感じるんだよね…
それが嬉しくて、やめられないんだ。

「俺の声、好き？」
「好き…二宮…」

どくんと心臓が跳ね返る。

「嬉しいね…もっと、気持ちよくしてあげる」
「ああっ…」

力いっぱい…あなたを気持ちよくしてあげる。
今だけ…この瞬間だけは、あなたは俺のものだから。

「ね、もう…イキそ…？」
「んっ…ん…ああっ…」
「すっげ…あっ…教授っ…」
「一緒にっ…」
「うん…一緒にイこ…」







『もうすぐ春が来ますね…あの桜の木の下に、貴方の忘れ物を埋めておきます』