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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第57章 願わくば花の下にて恋死なむ


電話の音は、鳴り止まない

教授は俺を床に押し倒すと、スニーカーを脱がせてジーパンを剥ぎ取った。

また俺の後ろに唇を付けると、唾液でぐちゃぐちゃになるまで舐められた。

「入るよ」

口をシャツで拭きながら、強引に教授は俺の中に入ってきた。

「っ…あ…」
「二宮っ…」

潤滑剤を付けてないから、引っかかる。
だけど、教授は俺の中にねじ込んでくる。
痛くて痛くて、勝手に身体に力が入る。

それでも教授はやめない
ぐいぐいと俺の中に入ってくる

「教授…」

一度鳴り止んだ電話が、また鳴り出した。
教授の動きは一層激しくなった。

「二宮…」

荒く息を吐き出しながら、教授と俺はひとつになった。
見上げると、まだ教授は泣いていた。

「来て…教授…」

教授の背中に腕を回して抱き寄せた。

忘れたいんだ

忘れたがってる

「僕が…わすれさせてあげる…」

ぎゅっと教授が俺のこと抱きしめた。
俺は教授よりも身体が小さいから、すっぽりと抱きしめられた。

「ごめん…ごめんな…」

ぽたぽたと涙を零しながら、教授は俺の中を動いた。

痛かった
だけど、松本教授は俺よりも痛いんだ…

今だけ…
この瞬間だけでいい


あなたが俺でいっぱいになればいい


だから…


こんな痛みなんでもない







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