• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第57章 願わくば花の下にて恋死なむ


だんだん、指先に当たる感覚が柔らかくなってきた。

教授は夢見てるみたいな顔をして俺を見てる。
俺のこと見てるのが、凄く嬉しくて…

何度もキスしながら指を動かしていると、また小さな声が聞こえた。

「も、大丈夫だから…指、入れて…」

頷いてゆっくりと指を挿れた。
ぬるりと滑って、指は教授の体温に包まれた。

「ふ…ぁっ…」

びくりと反応してくれたのが嬉しくて。
ゆっくりと、指を中で動かした。

またそこが柔らかくなってくる。
また小さな声に導かれて、指を増やしていく。
ワセリンを足しながら、そこに指が楽に3本入るまでそれは続いた。

しっとりと教授の白い身体は汗で濡れて。
その肌にキスをしながら、中の指を動かしていると時々かすれた吐息が聞こえた。

感じているんだってわかって、中で指を曲げてみたらびくんと身体が跳ねた。

「あぁ…もう…」

教授が急に身体を起こした。
そのまままた、俺の腰に顔を埋めた。

「えっ…ちょ…」

夢中になってて萎えていた俺に、また血液が集中する。
張りつめた瞬間、顔を上げた。

そのまま俺の腕を引くと、一緒にベッドに倒れ込んだ。

「欲しい…」

今までで一番小さな声だった

「教授…」
「なに…?」
「俺が…」


忘れさせてあげる


/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp