第46章 【Desire】18 高齢者さまリクエスト
「ん…翔…」
「雅紀…」
お互いの名前を呼びながら、お互いを高め合う。
僕の手も、お師匠に触れてズボンの上からゆっくりと撫で回した。
「硬くなってる…」
「おまえが可愛いから…」
ふっと笑うと僕をソファに押し倒して、額にちゅっとキスをくれた。
「狭いな…」
背もたれが邪魔みたくて、お師匠は顔を歪めた。
こんなところで事に及ぶのは初めてだったから、僕は今更ながら恥ずかしくなってきた。
「あ…あの…」
「ん?」
「ベッド…いこう…?」
お師匠の目が驚きで見開かれた。
「えっ…僕、なんか変なこと言いましたか…?」
「いや…」
ふふっとお師匠は微笑んだ。
「いつも俺からだから…おまえにそう言ってもらえるの新鮮でいい」
よく考えたら”ベッド行こう”なんて、モロ”セックスしましょう”って誘い文句じゃないか。
「は…恥ずかしいっ…」
「今更なにいってんだ。さ。行くぞ」
僕の手を引いて、お師匠はさっさかリビングを出た。
恥ずかしくて僕は足がもつれそうになりながら後をついていった。
お師匠の寝室に入ると、僕を姫だっこしてくれた。
「雅紀…そんなに恥ずかしがるなよ…」
「だってぇ…」
「かーわいい…」
ちゅっとまた、額にキスをくれた。