第1章 雪の華 -KAZUNARI-
「和也、ボタン外せよ」
潤さんにそう言われて、興奮で震える手でボタンを外す。
「手ぇ、震えてんぞ…」
くっくと笑われて、頬が熱くなる。
だけど、止められない。
潤さん…好きだ…
俺はあんたに惚れてるんだ…
変態だってなんだっていい。
だってアンタは俺を…
なんとか全てのボタンを外し終わると、すぐに手が入ってくる。
乳首を捉えると、外見に似合わずそっとそこを撫で擦る。
「んっ…ああっ…じゅ…んさん…」
「なんだよ」
「気持ち、いいです…」
「ふっ…おめえ、ほんとスキモノだな…」
ぷっくりと膨らんでいた乳首が、快感で縮みこむ。
尖ったそこを爪でひっかくようにされると、身体が反り返ってしまう。
そんな俺を見て微笑むと、その尖りを潤さんは唇で挟み込んだ。
「ああっ…潤さんっ…それっ…」
挟み込んだ唇の間から舌が出てきて、尖りを舐めていく。
「ひあっ…や…潤さっ…んぅっ…でちゃう…」
「もう…?お前、この前ヤってからしてないのかよ?」
「ひっ…う…潤さんに抱かれたくて…触ってません…」
そう行った途端、潤さんの目が血走った。
「和也っ…」
突然デスクの上に載せられて押し倒された。
乱暴にズボンを剥がれると、潤さんもスラックスを下げた。