第1章 雪の華 -KAZUNARI-
「和、なんか今日は情報あるか?」
「あ、ハイ。これ…大野の若の一ヶ月くらいのスケジュールあったんで、持ってきました」
そう言って俺はUSBを差し出した。
「しまった。今日はパソコンがねえな…」
そう言うと、潤さんは俺の顔を見た。
べろりと舌で唇を舐めると、運転手の兄さんに自宅へ行くよう告げた。
自宅に着くと、俺だけ部屋に入るよう命じた。
他の兄さんたちはにやにやしながら、書斎から出て行った。
「和也、こいよ」
潤さんは俺を呼ぶと、自室に入っていった。
デスクの椅子に腰掛けて俺を腿に跨がらせた。
「ふ…おまえもう硬くしてんの?」
「…ごめんなさ…あっ…」
ぎゅっと俺のアソコを掴んだ。
チロチロと舌で耳たぶを舐りながら、優しく俺に語りかける。
「和也…よくやったなぁ…。アイツのスケジュール掴むなんて…。いい子だから、ご褒美だ」
背中をビリビリと電流が走っていく。
「あ…お願いします…ご褒美…ください…」
ふふっと笑うと、俺のシャツに手を入れて、直接地肌に触ってきた。
「くっ…あぁ…」
それだけで、気持ちがいい。
「ふ……ほんと、お前は感じやすいカラダしてんよ…」
だって…
俺はあなたが…あなたが…