第40章 【Desire】12 みゆさまリクエスト
潤を寝かせてから、洗濯。
ポチッとボタン押すだけで、あとはやってくれるからそのままにして、風呂掃除。
親が海外に行ってからは、ほぼ毎日潤とは一緒に風呂に入ってる。
そのついでに潤にも…ごほん。
だって潤はかわいい。
出会った時に、俺は恋に落ちた。
俺はロリコン(この場合はショタコンというのだろうか?)なのか、ホモだったのかと散々悩んだ。
だが、潤以外の小学生にこういう気分にはならない。
潤以外の男にこういう気分にはならない。
ということは、俺は潤に惚れたんだ。
潤だからこんな気分になるんだ。
というのを中学3年生のときに結論づけた。
それからは、潤が年頃になるまで待って。
待って待って待ち続けて…
俺が高校3年のとき、やっと両思いになることができた。
身体の関係は…
その、まあ…
親が海外に行ってから。
年頃なんだから、我慢できなかったんだ…
本当は、潤が成人するまで待とうと思ったんだが。
勝てなかった。
潤のかわいさに…
「翔にい…?」
「お…寝てないとだめだろ?」
「だって…さみしい…」
風呂を覗き込んでる潤の目は、熱でうるうるしてる。
なんでそんなかわいいんだ…
「わかった。今行くから。待ってろ」
素早く手を洗って風呂場を出ると、ぽすっと潤は抱きついてきた。
「翔にい…一緒にねよ?」