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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第40章 【Desire】12 みゆさまリクエスト


潤を姫だっこしてベッドまで行くと、そのまま二人で潜り込んだ。

「翔にいごめんね…?いつも家事してもらって…」
「いいんだって。潤は旨い飯作ってくれるだろ?」
「でも…俺…」
「うん?」

なんだかもごもご言ってる。

「なんだよ?」
「俺…翔にいの奥さんなのに…」

―――俺を殺す気か

「潤…もうっ…おまえええっ…」
「えっ…なに!?」
「ばかやろお…世界一愛してるからなあああっ…!」
「翔にい!?」

ぎゅうぎゅうに抱きしめていたら、潤は笑いだして…

「翔にいったら…」
「おまえが悪いんだぞ?そんなにかわいいから…」
「苦しいよ」
「あ、ごめん…」

ちょっと身体を離したら、ちゅっとキスがきた。

「…俺も…世界一、翔にいを愛してる…」

ぶちんと、理性のタガが切れる音が聞こえた。



熱があるのに…無理させた…



乱れたベッドを直しながら、昏昏と眠る潤の身体を濡れタオルで拭いて。
まだ細っこくて、筋肉もついてない身体は軽くて…

長いまつげを撫でながら、少しだけ泣いた。

「潤…これからも、ずーっと俺がおまえを守るからな…」

ぎゅっと抱きしめたら、潤の腕が俺の背中に回って。
抱きしめ返してくれた。

「翔にい…好き…」

やべ…起きてたのか…恥ずい…

「潤…?」
「くー…」

なんだ寝ぼけてたのか。

「一生…一緒に居ような…潤」

ちゅっと額にキスすると、後片付けをしに寝室を出た。





「ありがとう…翔にい…」





振り返ると、潤は天使みたいな微笑みを浮かべてた






END

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