第34章 【Desire】6 はりん燈汰さまリクエスト
「潤…抱いて…?」
「うん…」
ゆっくりとお互いのスーツを脱がせ合うと、生まれたままの姿になる。
「先にシャワーしよ?」
「このままでいい」
「やっ…潤待って…」
「翔…美味しい…」
首筋を吸われて、腰からぞくぞくが上がってくる。
「や…はずかし…ぃ…」
「かわいい…翔、世界一かわいい…」
「やだ…そんなことないもん…」
ふっと潤は笑うと、俺の胸の先をぺろりと舐めた。
「あんっ…」
「店の連中が、今の翔みたら…どう思うだろうね?」
「や…嫌…そんなこと…」
「いつもあんなにオラってんのに…俺が抱くと、こんなにかわいくなるなんて…知られたらどうする?」
「嫌…そんなこと言わないでっ…」
「穴だらけにされるかな…?輪姦されるかな?」
「やだぁっ…やだっ…」
ぐっと潤が俺の腰を持ち上げた。
「ここは…俺だけのものだからな…」
そう言って、舌をぐにゃりとそこに押し付けた。
「あ…や…洗ってないのに…」
「翔の味がする…」
「嫌っ…もおっ…」
「ああ…もうだめだ…入っていい?」
「…来て…?」
潤に向けて両腕を大きく広げた。
にっこり笑うと、俺をぎゅうっと抱きしめた。
「好きだよ、翔…」
「俺も…潤、大好きっ…」