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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第31章 【Desire】3 さつまいもさまリクエスト


人生は上々…

二宮さんと翔先生が櫻井病院を去ってからは、俺と松本部長の天下だ。

…ごめん、言い過ぎた…

まだまだ実権は、二宮さんと翔先生、それから医院長がまだ矍鑠としてるから、握ってる。

俺と松本部長は、その後ってとこかな。

二宮さんのやってたことを、密かに俺は引き継いで、日々自分の地位を固めていってる。
松本部長と組んで、やれるだけのことは、やってる。

来年か再来年、理事の一員になれたらなあなんて思ってるけど。
まだしっかりと手綱は、二宮さんが握ってるからね…

「ま、見えないとこで好きにやらせて貰いますよ…」

多分だけど、二宮さんは全て知ってると思う。
だけど何もしてこないってことは、黙認してるってことだと思ってる。

あの人の機嫌を損ねないように、慎重にやんないとね。


「室長、おかえりなさい」

秘書室は、今日もいい香り。
女性はいいね。
柔らかいし…手触りもいい。

だけど、めんどくさい。
すぐ結婚とか言うし。

まだまだ俺は楽しみたいんだ

だからやり捨てにすんなら、男がいい。
どんな酷いことシても壊れないし。

ああ…でも大野先生は従業員だからなあ…

今夜は程々にシといてあげよう。

「室長、二宮理事よりメール便です」

A4サイズが楽に入る大きな封筒が俺のデスクに届けられた。

「げー…」

ゲンナリとその封筒を開けた。

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