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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第26章 遺書





それからね…




俺がもしも、事故に遭って


自分が誰かもわからない…

いや、意識さえも無くて

キスしても目が覚めない

あなたのことがわからない病人になったら…


俺のこと、終わらせて?


最期に目を開けてたら、そっと閉じてね…?
そんで、その顔…


目に、焼き付けておいてね


そしたら…そうだな


やっぱりあの海に

俺の身体を還してね

灰になった身体を…
あなたの両手で、抱きしめてね


めいっぱい…ぎゅっと、抱いて…?





そしたら、風に乗せてあの海へ…




還してね






約束だよ
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