• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第24章 BOY【N side】 EP.3


智と副社長二人がかりで、俺のこと拭いてバスローブを着せてくれた。
そのままさっきの寝室に連れて行かれると、二人は俺を挟んで横になった。

「さ、寝ようか…」

智が腕枕してくれて…
そしたら後ろから、副社長が俺を抱きしめて。

三人でぎゅっとくっついて、眠った。

もうなにも考えられなくて…
睡魔に襲われていた俺は、人肌に挟まれて安心して眠りに落ちていった。


翌日、起きると家まで送って貰った。

夜になって事務所に電話すると、正式にアテナから俺を雇うと連絡があったとのことだった。
明日から、出勤してほしいとのことで…

「あれ…?俺、ビデオ出るのかな…」

とりあえず、ヒュアキントスにおいてあった荷物を取りに行った。

「あれ、どうしたの?」
「荷物。とりあえずね」
「ああ…後で送ったのに」
「いいよ。暇だったから」

藤ヶ谷くんはなんだかニコニコしてる。

「…よかったね。二宮くん」
「え?」
「ううん。アテナ行ったら、きっと大丈夫だからさ」
「…なんか、知ってんの?」
「ううん…でも、今まで雇われてった男の子たち、みんなしあわせそうにしてるからさ…良かったなって思って」

なんか誤魔化された気もするけど、礼を言って俺は事務所を後にした。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp