第24章 BOY【N side】 EP.3

智の熱が全部俺の中に入ってしまうと、ぎゅうっと抱き合った。
嬉しくて嬉しくて。
繋がれたことが…ひとつになれたことが嬉しくて…

「和也…俺のそばにいてくれる…？」
「でも、俺、借金…」
「うん…わかってるから…それは後で一緒に考えるから…」
「迷惑掛けられないから…」
「いいから。和也はそんなこと考えなくていい…」

ずるりと智の熱が抜け出していったかと思うと、がつんと突き立てられた。

「っ…あっ…」

息もできないほどの快感が、お腹から湧き上がってくる。

「あぁ…凄い…和也ぃ…」

智も…気持ちいいんだ…
嬉しい…

「智…もっと。もっと気持ちよくなって…？」

知らないうちに腰が揺れる。

「和也っ…」

智が汗をかきながら、俺に腰をぶち当ててる間、しあわせで死にそうだった。

こんなセックス、初めてだった。

「やっ…ああっ…なんか、変だよお…」
「和也…？」
「も、気持ちよすぎて…変になるよおっ…」
「あああっ…も、ムリぃっ…」

智が激しく俺を揺さぶる。
首に腕を回してしがみつくと、智は俺の体ごと乱暴に揺さぶった。

「和也っ…中に、出すからなっ…」
「あああっ…出してっ…智の精子、ちょうだいっ…」
「うっ…ああああっ…イクっ…」

どくんどくん…
智の脈動を感じた瞬間、俺も智のお腹に向かって白濁を飛ばした。

やば…なにこれ…

セックスって…すごい…