第24章 BOY【N side】 EP.3
「ごめんなさい…」
「え?」
「やらしい身体で…ごめんなさい…」
智がびっくりして俺を見た。
「どうしたの…和也…」
「だって…嫌い…に、なった…?」
こんな商売をしてる俺を…
こんなに汚れた身体の俺を…
「ばかだな…嫌いになんかならないよ…?」
「智…」
腕を伸ばすと俺の中に入れた指はそのままに、智は身体を倒してくれる。
その身体をぎゅっと抱きしめると、とてつもなくしあわせになった。
「どうしよう…」
「ん…?」
「こんなの初めて…」
「……なにが……?」
こんなに愛おしいと思うこと、初めてだった。
「すき…」
「和也…」
「智が…すきだよ…」
急に身体の中に入ってた指が抜けていった。
「あぁっ…」
その快感に震えていると、足を大きく広げられた。
「和也…今日から、俺のものな」
「え…?」
「おまえは、どこにも出さない。誰にも見せないから」
「智…」
「俺のものだ…」
ぐいっと俺の蕾に、智の熱が充てがわれる。
「ほんとは…スるつもりなかったのに…」
「えっ?」
「和也を気持ちよくさせたら、俺、満足だったのに…」
「智…」
「もう無理…」
ぐぐぐっと智が俺のなかに侵入してくる。
「あっあっ…智ぃっ…」
「好きだ…和也っ…」