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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第24章 BOY【N side】 EP.3


『ハイ』
「あ…僕、ヒュアキントスから来ました。二宮っていいます…」
『ああ!ありがとう!どうぞ、エレベーターで上ってきて』

自動ドアがスーッと開いた。
お姉さんはニコニコと俺に頭をさげた。
なんとなくペコリと返して、エレベーターホールに入った。

10階まで上がって、1002号室を探す。

「ここだ」

インターホンを鳴らすと、すぐにドアが開いた。

「こんばんは。どうぞ、上がって?」

玄関はとても広い。
どこで靴を脱いだらいいかわからなかったから、隅っこで靴を脱いで上がった。

俺を出迎えてくれた人は、すらっとしててスタイル抜群。
ちょっとアンシンメにした髪を耳にかけてる。
白のシンプルなシャツに、黒のコットンパンツを履いてるだけの姿なのに、ひどくおしゃれさんに見えた。

…この人ゲイだな…

なんとなく、雰囲気でわかる。
しかもネコだろう。

「こっち」

案内されて入った部屋は、とっても広かった。
左手にはソファセットが置いてある。
右手には、ダイニングテーブルとその向こうには白を基調としたアイランドキッチンがあった。

「どうぞ。座って。今、社長呼ぶから」

ソファに座ると、もこもこで沈むかと思った。

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