第23章 BOY【S side】 EP.2
ここにいる人たちは…なんにも言わないのに俺のこと理解してくれて…俺のこと必要としてくれてる…
それが嬉しくて、涙が止まらなかった。
いつの間にか、また身体中に愛してるのキスをされて…
皆の肌が、俺の肌と触れ合って…
こんなに気持ちいいこと、したことない
「あ…だめ…俺、出ちゃう…」
「いいよ…出して…?」
誰にもソコを触られてないのに、もう限界が来ていた。
「あ…嫌…誰か、俺にちょうだい…?入って…?」
「翔ちゃん、いいから…気持ちいいと思ったら、そのままでいいんだよ?」
雅紀の柔らかい声が聞こえる。
「でも…一人は嫌…」
「焦らないで…ここにいる皆は、どこにも消えたりしないから…だから、翔…気持ちよくなろうね…?」
潤の声に、抵抗も虚しく俺は昇りつめた。
「あぁ…あ…も、あっ…イク…イッちゃう…っ…」
びくんびくんと身体が勝手に震えて、俺の身体から白濁が吐き出された。
「あ…も、あぁ…」
腹にかかる生暖かい液体を感じながら、意識が遠のいていった。