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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第23章 BOY【S side】 EP.2


「嘘…あの人達、俺を見て…?」
「そうだよ…翔が凄くセクシーだからだよ…?」
「あ…でも、だって…」
「ほら、見せてあげて…?あの人達、今晩絶対翔でオナニーするよ?」
「や…ぁ…ん」

ぐいっと顎をカメラの方に向けられる。
じゃがいもだったはずの人たちは、人に戻ってる。

どうしよう…凄く恥ずかしい…
さっきはどうなったっていいやって思ってたのに。

「…もっと恥ずかしがってあげて…?」
「い、嫌…見ないで…?」
「ほら、その顔…最高だよ…」
「あ…やだ…だめ…」

潤の手が、明らかに俺に快感を与える動きになって体中を触ってる。
でもそれは、寸での所で決定的な快感をもたらしてくれない。

首筋を這う、舌だけが…
くっきりとした快感を描いた。

「――だめだ…」
「え?」

突然、潤の動きが止まった。

「社長…俺、我慢できない」

潤がカメラの後ろにいる社長にまっすぐ顔を向けた。

「じゃあ、止めよう。ニノ、カメラ止めて」
「うん…」

二宮さんはカメラを止めて、おろしてしまった。

「え…?だって…」

中途半端に燃え上がってしまった身体を、どうすることもできない。

苦しい…

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