第23章 BOY【S side】 EP.2
そっと後ろにいる潤の顔を見上げる。
至近距離に居る…
潤の熱い息が、唇に触れる。
キス…したい…
潤も俺のことじっと見てる。
”欲しい”って、目が言ってる…
「潤…」
唇に潤が近づいたと思ったのに…
潤のぽってりとした唇は、俺の首筋に触れた。
「あっ…ぁ…」
「かわいい声…」
潤のパーマの掛かった髪が、顔を撫でていく。
その奥に潜んでる潤の匂い…
もっと…もっと近づきたい
「だめだよ…?今日は料理するだけでしょ…?」
言いながら、潤も息が上がってきてる。
俺に当たってる潤の硬いのは、ずっと同じ状態のまま…
「…いじわる…」
そう呟くと、潤の左手が俺の左の胸の先端をきゅっとシャツの上から握った。
「んぁ…」
触れられた途端、びりびりとした快感が身体を突き抜けていった。
「ねえ…そのままカメラの方見て…?」
「え…?」
「凄く…セクシーな顔してるから…映像に残しておきたい…いいでしょ?」
「やだ…恥ずかしいよ…」
ベロリ、頬を舐められた。
「もったいない…ほら、皆にも見せてあげて…?」
ぎゅっと俺を抱いた。
「皆、翔を見てアソコおっ立ててるよ?」
ちらり、見たあの人達は…
ごくりと唾を飲み込んでいた―――