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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第23章 BOY【S side】 EP.2


「翔は賢い顔してるから…なんでもできそうに見える」
「か、賢い顔って…初めて言われた」
「ん?じゃあ、天使みたいな顔って言われたことない?」
「えっ…あ、あるわけないじゃん!」
「ふふっ…真っ赤になっちゃって…かーわいい…」

ぎゅっと潤の身体が押し付けられた。

あ…

お尻に…アレ、当たってる

「じゅ、潤…」
「ん?」
「硬く…なってるよ…?」
「…そりゃ、なるに決まってるでしょ…?こんなに可愛い子を抱きしめてるんだから…」

小さな小さな声で、潤が囁いた。

「ねえ…翔は、あの夜のこと、覚えてる…?」
「え…?」
「初めて俺達が、結ばれた日…」
「う、うん…だって、つい最近じゃないか…」
「思い出さない…?こうやってるとさ…」

体温が、熱い…
頬が火照ってきて、きっと今俺、真っ赤だ…

「俺…忘れらんないよ…翔…」

耳元で、小さな小さな声で囁かれて、どんどん身体の熱が高まってくる。

「あ…潤…」

あの夜のこと、そして指名してくれた日のこと…
どんどん蘇ってきて。

俺も…

「…あんなに…」

そっと潤の腕を掴んだ。

「あんなに…優しく抱いてもらったから…俺も、忘れらんない…」

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