• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第3章 車の中でかくれてキスをしよう


時に、朝、目覚めるとニノが俺に抱きついてて。
なんだかそのぬくもりが愛おしく感じたりして…
男相手になにやってんだって思うんだけど、そっと眠ってるニノの背中に腕を回して抱きしめたり…
華奢な身体は、俺の腕にすっぽりと収まってしまう。
ふわふわとニノの髪に顔を埋めながら、なんだか幸せを感じてしまったりもした。

ニノもニノで…そんな状態で目が覚めても嫌がるでもなく。
むしろぎゅうっと俺に抱きついて離れない。
そのままオフの時は一日の大半を過ごすこともあった。

ニノの不機嫌が直るまで、結構長くそんな日々は続いた。

だんだんニノは立ち直っていくと、俺の家にくる回数も減っていった。
そして、今まで俺の家にはほとんど来なくなっていたのに…



「どういう風の吹き回し?」
「え?なにが?」
「またなんかあったの?俺んちに来るって…」
「ん…ふふ…」

ニノは笑うと、助手席から俺の方を向いた。

「なにもないと、遊びに行っちゃ行けないの?」

いつまで経っても年を取らない…
永遠の17歳とはよく言ったもので。
最近ちょっと肉がついてきたけど、それでもやっぱりニノは変わっていない。

「そんなことないけどさ…急だったから」

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp