第20章 Eternal YOU～白光

必死に体を起こすと、私の茎をその薄い唇で口内に導いた。

「く…」

舌が絡みついてくる。
温かい粘膜が、私を擦っていくと久しぶりの快感が突き上げてくる。
じゅるりと卑猥な音を立てて吸い上げる智様の口の中で、私は膨れ上がった。

「ん…ふ…」

苦しそうに息をしながら、それでも私を咥えこんで離さない…

「もう、いいでしょう…」

ずるりと口から抜け出すと、智様の口の端に唾液の糸が這った。
それを親指で拭うと、その靭かな肢体を抱き上げた。
ベッドに寝かせると、その両足を大きく広げた。

「あ…櫻井…怖いよ…」
「何を今更…先ほど、あなたは私に同じことをしたのですよ…？」
「ごめん…ごめんなさい…櫻井…」

手首の戒めを解くと、智様は私の首に腕を回しかけた。

「ごめんなさい…櫻井…」
「謝ってばかりですね…あなたは…」

ハの字になってしまった眉根に唇をつけると、すこしぴくりと反応した。

「櫻井…」
「なんでしょう」
「俺たちは…同じなんだね…」
「そうですね…私たちは、同じです」
「だったら…」

そっと智様は私の唇に口付けた。

「俺たち…これから一緒に居よう…？」