第20章 Eternal YOU~白光
「その通り、して差し上げますから…だから、智様…?」
怯えた目で私を見上げる智様は、とても美しい。
「私に…全て教えてください…あの本に書いてあったことを…」
たとえ夢想のなかであろうと…
和也様を汚すものは許せなかった
「櫻井…」
「さあ…和也様は…あなたに何をしましたか…教えて…?」
「やめろ…」
そのきれいな目から涙が零れても…私は許さない
「こうしましたか…?ねえ…」
「あ…櫻井…」
「違うでしょう?私のことは翔とお呼びなさい」
「い…嫌っ…やめてっ…」
さっきまで私を蹂躙していた根元を握ると、智様の身体はびくりと震えた。
「こうしたのでしょう…?智様…」
「ちが…う…やめて…」
「違わないでしょう…?私の和也様は、きっとこうするはずだ」
「やめて…お願い、櫻井…」
「さあ…教えるのです…あの本を読んだあなたの義務だ」
はらはらと落ちていく涙を、唇で掬い取った。
「言うまで…やめませんからね…?智様…」
「もう…お願い…やめて…櫻井…」
その若い肢体を…言うとおりに蹂躙した。
抉っても抉っても…
智様の夢想は終わらない。
私たちの夢想は、終わらない…