第19章 Eternal YOU
「あたり…まえだ…」
また声が小さくなった。
羞恥でいっぱいなのだろう。
「…うれしゅうございます…」
抑えようとしていた欲が、自分の中で鎌首をもたげた。
「教えて差し上げますよ…和也様」
「翔…」
「大人の快楽をね」
和也様の身体が、大きく震えた。
鳥肌が立っている。
それでいい…
気持ちよくして差し上げますよ…
私の和也様…
「しょ…う…あぁ…」
抑えても、抑えても、いやらしい声が出てくる。
恥ずかしくてたまらないのに、翔が僕の大事なところを口に含んでしまって、気持ちよくて堪らない。
先ほど出した僕の欲を、翔はきれいになめとってしまった。
それだけでも恥ずかしかったのに、さらに翔は…
「気持ちいいですか?和也様…もっとお声を聴かせてください…」
「だめ…恥ずかしい…」
「なにが恥ずかしいものですか…気持ちいいのでしたら、遠慮はいりません。これは、そういう行為なのですから」
そういわれてしまったらそうなのだが…
こんなこと初めてだから、やはり恥ずかしいものは恥ずかしい。
唇をぎゅっと噛みしめて、恥ずかしい声がでないように頑張ってみたけど、無駄な努力だった。