第19章 Eternal YOU
「足をお開きなさい…」
既に足を開いているのに、まだ翔は酷な要求をする。
「や…これ以上は…嫌…」
「しょうがないですね…開きますよ?」
ぐいっと大股に開かれると、人に見せたことなどないそこが空気にさらされるのがわかった。
「やめて…嫌…」
「何故?とても綺麗だ…」
そっとそこを、翔の指が撫でていく。
「ひゃっ…」
びっくりした。
そんなところ…他人に触られるのなんて初めてだった。
「…やはり…柔らかい…」
「え…?」
「なんでもありませんよ…」
ふっと笑うと、翔は自分の指に唾液をまとわせた。
「力を抜いてください」
ぬるりとそこに、翔の濡れた指が触れた。
「あっ…」
それは、感じたことのない衝撃で…
思わず身体が翔から逃げてしまった。
「だめですよ…和也様…」
ぐいっと腕を引かれて、翔に引き寄せられる。
「あなたがお命じになったんだ」
低い声…
今まで、翔のこんな声聞いたことがない…
なんだか知らない男みたいで、こわい
「翔…」
「大丈夫…怖くない」
翔はこめかみにキスすると、優しく微笑んだ。
「私が信じられませんか…?」
目の奥が光った。