第19章 Eternal YOU
「翔が起きるまで、手持無沙汰だったから…ごめんなさい、勝手に読んで…」
「いえ…」
まさか、よりによってあれを手に取ってしまわれるとは…
「和也様…?」
そっとボトルを持ったままの手を引いた。
「…お苦しいのですか…?」
「え…?」
黙って股間を見ると、張りつめているのがわかった。
「楽にして…差し上げましょうか…?」
翔の声が、少し変わった。
「な…に…言ってるの…?」
「ですから…ココ、楽にして差し上げましょうかと聞いている」
いきなり、張りつめたそこをぎゅっと握られた。
「あっ…翔っ…何するのっ…」
「ふ…こんなにして…あれを読んだら、こうなったのでしょう?」
「やめて…翔…」
口では拒絶しているのに、翔の手の中で僕は硬さを増してしまった。
「和也様…私にお命じなさい」
「え…?」
「ここを楽にせよ、と」
「翔…」
「読んだのでしょう…?あの本を…」
かあっと身体が熱くなった。
「ごめんなさい…」
「その通りして差し上げますから…ね…?」
「あぁ…」
聞いたこともない甘い声が、耳元で聞こえたかと思ったら。
背筋をぞくぞくが通って行って、僕は…
「やっ…ああっ…」
ぶるぶると震えて、そのまま達してしまった。