第17章 plum wine
「す、ストーップ!」
ニノが慌てて飛び込んできた。
「な、な、何をしてんですか!?あんたたちはっ…」
「そうだよお…ここ、楽屋だし…」
「にゃめろ~」
3人が止めに入って、翔くんは俺の膝から降りていった。
「あー…」
「ばっ…テメエ、おっ立ててんじゃねえよ!」
雅紀がばさりとネルシャツを俺に投げてよこした。
「あらあ…まちゅ潤元気ねえ…」
リーダーはいそいそとシャツを俺の股間にかぶせた。
「翔さんっ!あんたがいけないんだからねっ!」
ニノが翔くんを一人がけのソファに座らせて説教してる。
「だあってぇ…ニノぉ…」
「えっ!?」
翔くんは泣き出した。
「ちょっ…えっ…なんかあったんですかっ!?」
「潤がぁ…潤がぁ…」
「潤くんが浮気でもしたんですかっ!?」
「うぇぇぇぇぇ~…」
「潤くんっ!」
ニノが鬼の形相で俺を振り返った。
「ええっ!?そんなわけねえだろっ…ずっと翔くんと一緒なんだぞっ!?」
「はぁっ!?じゃあなんで翔さん泣いてるのよっ!?」
「知らねえって…仕事以外はずっとべったり一緒に居るんだぞ!?いつ浮気すんだよっ!?」
ばたばたとマネージャーたちの動きが激しくなった。
「おいっおまえらっいい加減にしろっ!」