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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第16章 ふたりでひとつ


和の精液が俺の胸を濡らす。

「あっ…あぁっ…潤…」
「和…もお、最高…」

くたりと倒れそうになる体を、慌てて起き上がって支える。

「も、だめ…眠い…」
「いいよ…寝な?後始末、俺がしておくから…」
「やん…潤くんにお尻…」
「いいから…眠っちゃえよ…」
「でも…」

そう言いながらも、もう目が開かない。
和はイクとすぐ寝ちゃうタイプなんだよね…
そっとまぶたに手を載せると、そのまま身体から力が抜けた。

「くぅ…」

規則正しい寝息が聴こえてくる。
ぎゅっと身体を抱きしめると、胸に和の精液が伝っていく。
それもなんだか幸せだった。
そっとティッシュで拭ってから、和を抱っこする。

起こさないように慎重に風呂で和の中を洗うと、すぐにバスローブをかぶせて寝室へ。
寝かせるとパジャマを着て、和にもちゃんとパジャマを着せた。

着せ終わってぽんぽんとお腹を叩くといい音がした。
最近ちょっと引き締まった腹筋。
嬉しそうだったなぁ…和。

そっと羽毛布団を掛けて、ルームライトを消すと真っ暗になった。
手探りで和に腕枕すると、しあわせが口から溢れ出しそうだった。

「愛してるよ…和也…」
「ん…じゅん…きゅん…」
「どうした?」
「あいしてう…」

それだけ言うと、また規則正しい寝息が聞こえた。

きゅっと腕の中の愛おしい塊を抱きしめる。

俺は、世界一の幸せ者だよ…

「和…死んでも一緒に居てね…?」

俺のこと、一人にしないでね…
ずっと、ずーっと


俺達は、ふたりでひとつ。


【END】
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