第16章 ふたりでひとつ
「ああっ…」
唇を付けたまま、和が激しく喘ぐ。
ここ最近、こんなに乱れた声を出したことはなかった。
なんか、新鮮っ…
「すっげ…狭…」
「ああんっ…潤くんっ…もっと欲しいっ…」
「待って…力抜いて…」
「やっぁ…このまま…奥にっ…」
「無理っ…狭いんだってっ…」
ぐいぐい腰を押し出すんだけど、和の中がきゅうきゅうして、今までにないくらい感じてるみたくて…
「そんなに見せっこするの興奮したの…?」
「だってぇ…潤くんが俺で興奮してるのがすっごいよく見えたんだもん…」
「もお…なんてかわいいんだよ…」
ぎゅうっと抱きしめながら、和を握り込むと背を反らしながら悦んだ。
「うっぁ…出ちゃっ…待ってっ…」
「いいよ…俺ももう出そう…」
あんだけシコシコしたからもうすぐそこに限界は来てた。
しかも和の中が気持ちよすぎて…
「突いてっ…おくっ…」
「あぁっ…も、だめだっ…」
和の身体を抱き上げると、俺の上に載せた。
もうめちゃくちゃに下から突き上げると、和は泣きながら快感をめいっぱい受け止めた。
「あぁっ…潤くんっ…潤っ…愛してるっ…」
「和っ…和っ…愛してるっ…」
叫ぶように言うと、俺達はそのまま絶頂した。