第16章 ふたりでひとつ
お風呂から上がるとバスローブを羽織ってリビングへ行く。
缶ビールを片手にDVDを眺めていると、和はうつらうつらし始めた。
さっきもうたた寝してたし…疲れてるんだな…
ベッドに運ぼうかと思ったけど、俺の肩に寄りかかったままの寝顔が可愛らしくて。
暫く酒のつまみにした。
「かわいいなあ…」
笑ったような唇。
ピンク色のほっぺ。
薄幸そうな眉毛。
まつげはくるんと上を向いてる。
お目々を開けると、榛色の濡れた瞳が色っぽい。
「浮気…しないでね…?」
浮気されたら、俺、死ねる自信がある。
だから、俺は絶対浮気しない。
女もダメ。
俺の愛するのは和しかいないんだから。
「じゅん…くん…」
「ん?」
「むにゃ…」
なにそれ。
バリかわいいんですけど。
ぷにっとほっぺを押すと、ふにゃっと笑う。
その笑顔がかわいらしくて、思わずキスをしようとしたけど…
疲れてるのを起こすのは忍びなかった。
でも俺の×××は、さっき風呂場で元気になってしまったから、容易にオッキしてしまった。
「むう…」
しょうがないから…いっとく?
バスローブの隙間からそっと手を差し込む。
握りしめた俺はめっちゃ熱くなっていた。