第16章 ふたりでひとつ
ふたりでいちゃいちゃお風呂に入って、身体を洗いっこする。
ふわふわの泡に包まれた和は天使みたいにかわいい。
「んー…和って本当は女だったんじゃない?」
「えー?どうせ華奢ですよお…」
「じゃなくってさ」
「ん?」
「こんなにかわいいの…男じゃ考えらんない」
「ええ…そんなの大袈裟だよ」
「ぜんぜん大袈裟じゃないよ?世界一かわいいもん」
「それはねえ。惚れた欲目ってやつよ?」
ちゅっと俺の鼻先にキスすると、ふふっと笑う。
「…やっぱ、かわいいっ」
「うわぁっ」
和の泡だらけの身体を抱きしめると、つるんと滑ってつかめない。
「こおら!待てっ」
「やあん…潤くんだって…」
和が指差す方を見れば、俺の×××が元気になってた。
「お風呂じゃのぼせちゃうから、ね?」
「お、おう…」
恥ずかしくなってシャワーで身体を洗い流すと、さっさと湯船に浸かった。
「潤くん元気ねえ…」
「しょうがねえだろ。こんなかわいい嫁さん貰ったんだから」
「んー?俺見るだけで勃つの?」
「あったりめえだろ」
「江戸っ子だねえ…」
「てやんでえ」
「ぶふっ…俺のほうが下町っ子なのに…」
手鼻をかもうとしたけど、上手くできなかった。