第14章 Happy Birthday…JUN

その日、俺は…


大変美味しく皆様にいただかれました…


腰、痛い…


「潤…？」
「なあに…」
「あのさ…」

朝の光の中、腰が痛すぎてベッドから動けないでいると翔くんとリーダーが俺を迎えに来た。
相葉さんとニノはお風呂の準備。

「……無理、すんなよ…」

さっきまでぎゃあぎゃあふざけあってたのに、至極真面目な声が聴こえてきた。

「え…？」
「松潤が頑張ってるの…他の誰でもない、俺達わかってるから…」

枕を抱きかかえてうつ伏せで寝てる俺の髪を、二人でわしわしと撫でていく。

「一人で…背負うな」
「皆、居るから」


ぽろり、何かが目から零れていく。


「な…なに言ってんだよ…わかってるよ。そんなこと…」

これ以上零れないように、ぎゅっと枕に顔を押し当てた。

「忘れんなよ…」
「皆、同じ気持だからな…？」

むき出しの背中に手が置かれて…
俺のことずっと擦ってくれた。

「準備出来たよ～」

相葉さんとニノが戻ってきた。
暫く沈黙が流れた。

俺の寝るベッドがぎしりと揺れた。

「…Ｊ？肩の力、抜いてね…？」
「あのさ、皆、ちゃーんとお前のこと見てるからね？」
「だからさ…一人じゃないよ？」
「抱えんなよ？そんなことしたっていいことないから」

ニノと相葉さんの声が、増々俺を枕にめり込ませる。