第14章 Happy Birthday…JUN
「Jどうしちゃったの…」
ニノの心配そうな声…
「ん…ごめん、嬉しい…」
「そっか…喜んでもらえて光栄です」
翔くんの温かい手が頭を撫でていった。
「泣くこたないだろぉ…」
「えへ…」
相葉さんが俺の顔を撫でた。
「でも、松潤らしいよね…」
リーダーがちゅっと俺の頬にキスした。
「あっ…大野さんっ!」
「ちょっと!智くん、ずるい!」
「リーダーなにしてくれんだよ!」
一斉に皆が俺の頬をめがけて突撃してきた。
「ちょっ…無理ぃっ…」
必死で翔くんの腕を振りほどいて、ソファの後ろに逃げ込んだ。
「なっ…なんだよー!人が折角いい気分で居たのに!」
「だって…なあ?プレゼントこれだけじゃないし…」
「はあ?」
「そうだよねえ。せっかくJの誕生日なんだから…」
「だからって…!」
「俺達だって前々から準備して楽しみにしてたんだからね?」
「だ、だからっ、歌はほんと嬉しかったんだって!」
「潤?」
大野さんの声が響いた。
潤呼び…出た…
「今日は、朝までお祝いしてあげるからね?」
にっこりと笑った顔は、オスの顔。
「ちょ…待って…嫌な予感しかしないんだけど…まさか…俺、下?」
「あたりまえだろ?お前の誕生日なんだから、全員でお前を気持ちよくするんだよ?ね?智くん」
こくりと頷くリーダーを見てから、一斉に俺を見た。
「じゃ、そういうことなんで…」
「いっただきま~す!」