第9章 櫻井翔のキケンな夜会4
ぐりっと俺の中の指が動いた。
「ああっ…」
身体にものすごい衝撃が走った。
「なん…これ…」
「ゼンリツセン。いっつも俺の触ってるでしょ?」
それから雅紀はそこを執拗にぐりぐりした。
「やっ…やあっ…やめてっ…おねがぃ…」
懇願するような声になってしまっても、雅紀はやめない。
じわじわと下半身に快感の溜まりができてくる。
それは俺の中心をヒタヒタに満たして、もう我慢ができなくなる。
「初めてなのに…随分恥ずかしい身体してんだね。翔ちゃん」
「ちがう…あぁ…雅紀…」
「酷いよ…わかってるくせに。俺がどんなに不安か…」
「ごめ…お願い…抜いて」
「嫌だ」
ずぶり、指を三本挿れられた。
「んっ…ああああっ…」
身体が勝手にびくびくと仰け反る。
「やめろって!ほんと!」
でっかい快感の波がきて、あっという間に飲み込まれる。
「やだっ…雅紀っ…お願い解いてっ…」
「だめ」
ぐりっとまたそこを刺激された瞬間、俺の先端から白濁が飛び出した。
「あっ…あっ…あ…」
今まで出したことのない量が俺の腹を濡らした。
「凄いね。ほんと、翔ちゃんってスケベなんだね」
「雅紀…」
身体を起こして、俺の身体にまたがった。