第2章 レモンのあじ
帰り道
可愛らしいキャンディー屋さんを見つけた。そして2本のロリポップキャンディーを買った。
、
十四松side
今僕は、とても大切な友達に別れを告げている。彼女は、固まってしまったみたい…少し覗き込んでみるといつもよりちょっと違うような笑顔でもわかったと言ってくれたんだ。
前が見で隠れた眉が下がって見えた
そして『カノジョ?』
といきなり言われたものだから
真っ赤になってるであろう僕の顔がバレないように返事を濁してしまった…
言える訳ない。好きな子が出来たなんて恥ずかしくて誰にも言えないよ。兄さん達には気づかれるけど
ホントは、ちゃんともカノジョとも遊びたい。欲張りで我が儘な考えだと思う。だから。
ちゃん離れをしなきゃ、ちゃんも忙しいだろうし…
明日は、カノジョとデートする。
もうちゃんには会えないのかな、
とてもたのしい日々が続いた。
だけどちゃんとの事が頭から離れない
あんなにあっさり言ってしまったら、きっと…
僕だったら心が空っぽになっちゃうと思う
酷いことしちゃったよ。
ごめんね、ちゃん