第4章 ヘタレなんかじゃない!【チョロ松】
中々そういう雰囲気になる事が出来なくてもう半年が経とうとしていた。
おそ松兄さん達は『さっさと童貞捨てちまえ!』なんて言うけど◯◯の事大事にしたいし‥
ってのは表向きで本当は手を出す事が出来ないってだけ。
皆に言われるけど本当に女の子に関するとポンコツになっちゃうんだよなー。
どうしたら良いんだよぉおお!!
ーーガラッ!
誰かが帰ってきたんだろうな。
そう思いながら襖を見ていると中に入ってきたのは◯◯だった。
◯◯「チョロ松ー、暇してるなら連絡くらいしてよ!」
結構ご立腹だ。
チョロ松「あっ、ごめんごめん!ちょっと就活しようかなーなんて思っててさ!あはははー。」
誤魔化してみるけど◯◯はやっぱり怒っている。
◯◯「そんなに私といたくないって事?それならもう良いや、帰る」
チョロ松「ああぁっ!ごめん!謝るから帰らないでよー!」
そう言いながら俺は無意識に◯◯の腕をぐいっと引っ張り、その勢いで抱き締めるような体制になっていた。
チョロ松「あっ!」
◯◯「あっ‥」
◯◯を見るとほんの少しだけ頰を赤くして俺の背中に腕を回してぎゅっと抱き締め返してくれていた。
ほんのりシャンプーの良い香りがしてなんだか頭がクラクラしてくる‥。
あぁ、ヤバイなこれ。
そう思った時には◯◯の唇にちゅっと軽く触れるだけのキスを落としていた。
◯◯「‥チョロ松?」
その下から見上げる表情がたまらなく可愛くて、俺はスイッチが入ったのか貪るように舌で口を開けさせて舌を絡ませた。
◯◯「んぁっ‥はぁ‥っ!」
チョロ松「んっ‥◯◯、好きだよ‥!」
そう呟きながらそのまま床へとゆっくり◯◯を押し倒した。